2019-09

映画

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」映画レビュー(ネタバレ)。スクリーンいっぱいに広がる幸せを観る

幸せはきっと日常のどこかに常に漂っているのだと思う。 「幸せになりたい」「幸せを目指す」幸せっていつも目的として考えられがちだけど、それはきっと違うのだと思う。 お金がいくら貯まったら幸せ、家を買ったら幸せ、子供が生まれたら幸せ、幸せはそんな風に何かを達成した時に授与されるトロフィーみたいなものではない。

「紙の動物園」いつもの日常の中の、ちょっと小さな非日常。…な次元じゃないSF小説

最近「日常の中にあるちょっと不思議な話」「僕が恋したお姉さんはちょっと不思議な魔法使い」 みたいなフレコミな映画やら小説を目にする機会が多い気がしていた。 でも思うのだ、ケン・リュウという中国人SF作家の「紙の動物園」はその「ちょっと不思議」が異常なほどに絶妙で、その上なんとなく幻想的な雰囲気で素敵でしょ♫なんてふわっとした感想で終わらせてくれない棘を持っている。 幻想的な話や綺麗事だけで終われない、ちょっとハードなSF小説をご紹介します。