「グレート・ギャツビー」(村上春樹訳)本レビュー エレガントでどこか粗暴。に憧れる

アメリカ文学最高傑作の呼び声高い「グレート・ギャツビー」について書かせてもらいました。 男だったら「グレート・ギャツビー」が一番好きな小説って言いたい!!

「よみがえる変態」著:星野源 ものづくり地獄でボロボロになる

星野源さんの「よみがえる変態」の読書レビューです。 星野源というと、ミュージシャン、俳優、文筆家、その他諸々とかなりマルチに才能を発揮する才人のイメージがあります。 しかし、というか当たり前なんだけど実はめちゃくちゃ苦しんでものづくりをしている。 んでこの「よみがえる変態」はとにかくその苦しみが生々しく描かれている。 でもその中にキラリと光る笑い、そしてばかみたいなエロ。もう、どんな気分になれと?そんな不思議な本でした。

「82年生まれ、キム・ジヨン」読書レビュー 男は、読んで!感謝して!謝って!抱きしめろ!許してもらえ!

「82年生まれ、キム・ジヨン」というフェミニズム文学を読みました。 女性がエンパワーメントされるのはもちろんですが、男である自分としてはこれは男性にこそ読まれるべき教科書のようなものであり、自分たちの歴史を振り返る近代歴史書でもあると言えます。そんな本でした。全世界の男性必読。

「異端のすすめ」(著:橋下徹) 「自己啓発本」系って結局は書いてある事同じでしょ?でも…

この世に数多ある「自己啓発本」「ビジネス本」 気づいたらその類の本で本棚がいっぱいに!!そんな経験がある人も多いのではないだろうか。 だが、実はみんなうすうす気づいている。 ど、どれも、同じ事が、書いてあるぅ… でも、でも!自分の尊敬する橋下徹氏の本は絶対に違うはず!! 果たして橋下徹氏の「異端のすすめ」はどうだったのか!?

「コンプレックス文化論」コンプレックスを引きづって生きていく

武田砂鉄さんの「コンプレックス文化論」の読書レビューです。 単なるエンパワーメントな内容ではなく、まさに「コンプレックス」を一つの文化として捉え、くだらなくもありながらすごーく真っ当に、深くコンプレックスに向き合った本でした。

「紙の動物園」いつもの日常の中の、ちょっと小さな非日常。…な次元じゃないSF小説

最近「日常の中にあるちょっと不思議な話」「僕が恋したお姉さんはちょっと不思議な魔法使い」 みたいなフレコミな映画やら小説を目にする機会が多い気がしていた。 でも思うのだ、ケン・リュウという中国人SF作家の「紙の動物園」はその「ちょっと不思議」が異常なほどに絶妙で、その上なんとなく幻想的な雰囲気で素敵でしょ♫なんてふわっとした感想で終わらせてくれない棘を持っている。 幻想的な話や綺麗事だけで終われない、ちょっとハードなSF小説をご紹介します。

藤原ヒロシってなんなん-ずば抜けた“目利き”になろう「Personal Effects 09」-

昔から存在は知っているけど何をしている人かは意外と知らない、それが「藤原ヒロシ」 そんな彼の愛用する至極のアイテムを集めた本「Personal Effects 09」を買って思ったこと。