ヒーローの条件とはなんなのか、DCシリーズのコミカルヒーロー「SHAZAM!」(ネタバレ有)

映画

どうも、GWだけあって2日連続で更新です。
時間があるって良いですよね〜。

ここ最近は旧作映画についてばかり書いていましたが、本日は久々に公開中の映画について書いてみようと思います。

そう、今回はこの大型連休の最大の目玉!!
「アヴェンジャーズ/エンドゲーム」です!!

嘘です!!

なぜか嘘をついてみました。すぐにバラすタイプの嘘ついてみました!!
本日書かせてももらうのはアメコミはアメコミでもマーベルのライバル、DCコミックスの

「SHAZAM!」

に関してです。さらっとネタバレしたりしているので、未見の方は注意してください。

個人的にアメコミ作品はバットマン3部作をリアルタイムで見てはまりかけつつも、その他はアイアンマンくらいしか見ていないというアメコミ弱者です。
現在公開中の世界的話題作の「アヴェンジャーズ/エンドゲーム」も正直にいうとあまり興味が湧かない状態です。
なぜならアヴェンジャーズ1、2作目を見ても何が面白いのか全くわからなかった、、、からです。やっぱりあれですかね、いわゆるMCU(マーベルシネマティックユニバース(マーベルコミックスシリーズの映画作品が同一の世界の中でクロスオーバーする作品群))についてある程度精通していないと楽しめないんじゃないかなと思います。
でもアイアンマンは好きですよ。DVDも1〜3まで全部持っていますからね!

はい、関係のない話は置いといてざっと概要を見ていきましょう

◼️「SHAZAM!」
公開年:2019年
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
脚本:ヘンリー・ゲイデン
原作:『キャプテン・マーベル』
出演:ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、マーク・ストロング
ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスー

おっさん型スーパーヒーローが大活躍!DCコミックスには珍しいコメディヒーローエンタテインメント!!

簡単にストーリーをご紹介します。
とある孤児の少年のビリーが、ある日かなり急に不思議な魔術の力をゲットして大活躍するコメディヒーローエンタテインメント。
少年は謎の魔術師からソロモン王(S)の知恵、ヘラクレス(H)の怪力、アトラス(A)のスタミナ、ゼウス(Z)の万能、アキレス(A)の勇気、マーキュリー(M)の神速を授かり、正義の魔術師スーパーヒーローのSHAZAM!(発音はシャゼェアーム!)へと姿を変える!!
(ちなみに変身するときはかなりわかりやすくシャゼェアーム!!と叫ぶだけでOK)

シャザム!と叫ぶとイナズマが落ちてきて大変身します

なんと言っても見所なのは
14歳の少年がシャザムに変身すると筋肉ムキムキのおっさん型のヒーローに変身!
するところです。
声も容姿もビリー少年とは全く違うマッチョなおっさん姿のシャザムが、手から電気は出すわ、まじ早く動くわ、空は飛ぶわの超人的な能力で大活躍するコメディ(14歳のおっさん)ヒーローエンターテインメントとしてまとまっています。

いじめっこをこらしめたり、自分の出した雷が当たってしまったバスを事故から救ったりと正義の限りを尽くす?シャザムでしたが、そんな彼の前に7つの大罪の封印を解いてその身に宿したDr.シヴァナが現れ、なんやかんやで戦うことになります。

二人とも家族の愛を失ってしまった、境遇の似た者同士。
血は繋がっていないながらも新しい家族の愛を得たシャザムと、家族の愛を自ら断ち切ってしまったDr.シヴァナ、二人の戦いに火花がバチバチ!!

といったお話になっています。
予告編はこんな感じです。

『シャザム!』 予告編 (2019年)

魅力あるヒーローとは

上記のようにストーリーを概略すると、コメディタッチながら本当の家族の絆ってなんなんという深い部分までよく描けた良作として見ることもできます。

しかしそのストーリーをベースに上手いこと映画が進んでいくのかというと、そこはそう上手くはいっていないなというのが正直な感想でした。
言うなれば最強のヒーローのシャザムがおっさん!!面白い!!
というところでこの映画が若干出落ち気味に失速してしまうのが残念なところでした。

テイストとしては少し前にマーベルのデッドプールやガーディアンズオブギャラクシーが大ヒットを飛ばしたように、コメディタッチ路線でDC版のユニバース(DCEU(DCエクステンデッドユニバース))に色付けをしようとしているのはすごく分かるのですが、シャザム自体の魅力が上記二作品のような輝きを放てているかと少し疑問が残ります。

例えばデッドプールも同じようにコメディタッチでめちゃくちゃいい加減なヒーローという設定ですが、個人的にはデッドプールにはとても魅力を感じました。
普段だけでなく戦いの中でもおちゃらけなデッドプールですが、戦闘中の華麗なアクロバティックなアクション(もちろんCG多用だけど細かく作り込んでいて本当にカッコいい!!)や、戦闘中にも関わらずカメラに向かってポーズを決めたり、観客に向かって「どう?今の?オレちゃん超カッコよくない?」と語りかけてくれたりするとこなんかはクールでいてキュートです。
そしてどこまでもナルシストで自信家、でも実は暗い過去を背負っていたりもする。
そんな軽薄さと悲しさが同居するところやギャップに、デッドプールの魅力があると個人的には思います。

随所で語りかけてくれるデッドプール

対象的にシャザムはただのめちゃくちゃ強いおっさんというだけでした。
シャザムにももちろん、見た目はめちゃくちゃ強いおっさんなのに中身は純粋無垢な子供で、すぐに調子にのってYoutubeに動画を投稿したり、自らの能力の使い方を間違えたりしてしまうという茶目っ気はあるのですが、それはあくまで設定であって、映画全体でシャザムの魅力を引き出すような作りになっていなかったのが魅力を感じなかった部分なのかなぁと思ったりしました。

もちろん暗い過去とか劣等感を背負えばいいってものじゃないけど、ストーリーを進めていく上でもう一要素でもシャザムにもあればヒーローとしての魅力がグッと増したんじゃないかなと思いました。

でもこれはあくまで個人的なヒーロー像なので人によってはシャザムはハイパーで超面白い、最高のヒーローだろ!!と感じる人がいてもそりゃ全然当然だなとも思います。
ここはそれぞれのヒーロー像の違いなのでしょうがないところでしょうか。

加えてヒーロー物は悪役、つまりヴィランにも魅力が無いとやっぱり盛り上がりません。
同じDCのバットマンの天敵ジョーカーなんかはバットマンを食うくらいの魅力溢れる悪っぷりで、個人的にはアメコミ映画の記念碑的なキャラクターになったと思っています。

では、今回の悪役Dr.シヴァナはどうかと言われると、

Dr.シヴァナ

なんだかここも癖が弱くて、ちょっと薄味だなと感じてしまいました。
シャザムも基本はアホなキャラなので敵も思い切って結構アホだったり、引くくらいシリアスだったらバランスとれてて面白そうだなーと思ったりしました。
とは言ってもシリーズ構成の作品として、最大の悪役をどの順番で持ってくるか、というのはもちろん個々に作戦があるとも思うので、今回もシリーズ構成ということで次回作でとんでもな悪役が出てくることに期待です。

コメディ部分はどうなの?

お金を払って見ているからか、ブログを始めて以来の辛口っぷりで吠えていますが、
シャザムは半分コメディ映画な部分もあるのでそこの方はどうかと言われると、そこの部分ではそれなりに笑える映画ではあると思います。

冒頭から書いているように、ヒーローになったらおっさんでしたってのは普通に面白いですし、シャザムの胸元がどんな時でも半端じゃなく光っているというのが個人的にはツボでした。

いつ何時も光り続ける胸元のSマークが個人的にはツボ

でも少し冷めてしまうのはギャグを出すシーンがあからさますぎるところでした。
はい、ここでギャグ出ます!
はい今ギャグだしました!
はい笑って!!

みたいなシーンが多々あって、個人的にはあんまり笑えなかったし、劇場でもそこではあんまり笑いは起きていなかった印象でした。

しかしながらというか当たり前ですが、ギャグシーンて絶妙の間だったり、ほんの少しの言葉の言い回しだったり、どんなお客さんに対しての笑いだったりとか、かなり色々な要素を計算しないといけないからとても難しいなとも感じた次第です、
シャザムは全体として子供向けのテイストが強い気がしたので、大人向けの笑いという点ではツボに合わないのは当然かもしれませんね。

明確なテーマ設定「家族の絆」

基本的コメディとは言いつつも、1つ明確に「家族の絆」というテーマがあげられていたと思います。

主人公のビリーは母親と離れ離れになってしまった孤児で、里親の元を何度も脱走しては母親を探していました。
新しい里親の家はグループホーム形式で孤児を預かっていて、個性豊かな家族が彼を迎え入れます。

そこで彼らとの絆がググッと深まって終盤のエネルギーになれば良かったんですが、正直そこの部分はあんまり物語に出てきていなくて、家族の絆というテーマはお飾りになってしまっているのもこの映画にのめり込めない原因だったのではないかと思います
もっと中盤で家族同士の絡みがあれば終盤を胸熱で迎えられたかもなとも思います。

でも、最後にとんでもない事が!!(下記どでかいネタバレしてます)

ですが、、、
実はこの映画ラストででかい展開で思いもよらない家族の絆というものを見せてくれます。

なんとこの映画、ラストでグループホームの仲間たち全員が

SHAZAM!化します!!

なんでかわかりませんが皆シャザム化します!!
中年戦隊を結成し悪の大ボスDr.シヴァナ feat.七つの大罪をボコります!!
この展開は正直予想外すぎてかなり笑いました。

真っ向から描く家族の絆とは正直かなり違ったスケールではありますが、シャザムがおっさんという設定並みにこの展開は予想外すぎてびっくりしました。
シリアス路線が得意のDCで、シャザムみたいなコメディテイストは苦手なんじゃ無いかとたかをくくっていましたが、これはおふざけというよりも狂気に近いものを感じて一気に終盤は映画が進むのが楽しく感じました。ここに関してはほんと最高!!

ラストのシーンも忘れかけていた中盤の伏線を回収したりしていて、体良く締めてくれて後味も良かったです。

そして家族全員であの中年最強戦士になるなら今後はちょっと面白そうだなとも感じさせてくれました。シャザム改め、シャザムファミリーの魅力はきっと次回作で爆発するのかもししれません。

壮大な出落ち!!と見せかけて最後の最後でしっかりリカバリーしてくれる、びっくりさせられる映画でした!!

はい、そんなこんなで今回は締めさせてもらいます。
読んでくださった方、ありがとうございます。


今回からえらそうに点数をつけてみようと思いながらも、どのタイミングで入れたらいいかわからなかったのでなんと最後に言います。
ずばり

65点!!

あくまで個人的な採点ですのであしからず(満点は100点です。)

GWも後半戦に入りましたが、新作あと二本くらい見れたらなーと思っています!

では!!

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